今週の日曜日、朝から経営方針発表会を予定していた。もちろん、スタッフ全員出勤。
たまたま、妻から長女の学芸会があると聞いていたが、もちろん、会社行事優先。
昨日の夕方、そのことを妻が長女に伝えたらしい。
すると、娘は泣き出したそうだ。
そんな連絡を受け、一旦、接待に向かう前に、自宅に戻り、長女に、「パパは仕事だから、あとで、ちゃんとビデオでみるよ。バッチシ踊り、がんばれよ。」と伝え、ハグした後、家を出た。

「そう思ってくれるうちが華だなあ。でも、男はシゴトで、背中で、子供たちに語るべし。」
そんなことを思いながら。

そして、今朝。

出張に出る前に、会社の朝礼で、その話をした。

出張に向かう前、うちの主任から、「社長、五分だけいいですか？」と声をかけられた。

「ダメ元なんですけど、日曜日の経営方針発表会、少し、時間ずらせませんか？」

話を聞くと、彼女本人はもちろんのこと、もう一人、子供が学芸会だった。

本人も、申し訳なさそうに、でも、思いきって伝えてくれたんだとおもう。

「よし、調整してみて。午後一時半スタートな。」

そう伝え、空港に向かった。

飛行機の中で、娘やスタッフたちのことを思い浮かべながら、「そういえば、俺、最近、業績のことしか頭にないな。」と思った。もちろん、自分自身やみんなのために、業績をあげるという気持ちからなのだが。

ただ、もともとの、会社や仕事への想いは、「働くおかあさんたちや周りの人たちを笑顔にしたい。」だったはず。そして、それが、経営理念だったはずだ。

飛行機を降り、会社に確認すると、午後の調整、OK。とのこと。

さっき、娘に、学芸会いけると、電話すると、小さな声で、「パパありがとう。」と言った。

大企業やかっちりした会社じゃないぶん、小回りがきくのが、本来の「うちらしさ」。

そして、今日のような決断ができるのが、また、「うちらしさ」。強みだ。

そのうえで、最高の業績をあげればいいじゃん。

久しぶりに、スッと爽やか気分。

スタッフに感謝するとともに、美味しい酒を求め、出張先の繁華街へと旅立ちまーす(*^^*)